雑記 4 短歌が好き!


短歌、日本でずっと続いてきた歌。私はとても好きだ。

私が特に好きな歌人は今橋愛さん、雪船えまさん、岡崎裕美子さん。他にももっといるけど今日はこれぐらいで、

今橋愛さんはの短歌は日本語を超えていると思う。最初は、ううん、いまも意味はわからないけど文字を見ているとじんとくる。

 

僕もです
と君からメールがきて
わたし心だけになってずっと待ってた

 

そこにいるときすこしさみしそうなとき

めをつむる。あまい。そこにいたとき

引用 今橋愛さんの著書より

 

上の歌は告白が成功したのかな。いいなあ。私もこんな気持ちになったみたい。透き通るような思いになる。どこで見たのかわからないけど書き留めておいた歌だ。百人一首の現代版だったと思う。なんの歌だっただろうか。

下の歌は意味は分からないけどなんとなく心に残る。目をつむったら大切なものが消えていて、残り香があったという解釈でいいんだろうか。ただ考えるよりも味わいたい。

 

雪船えまさんの歌は読むと優しい気持ちになる。

 

目がさめるだけでうれしい 人間がつくったものでは空港が好き

 

おにぎりをソフトクリームで飲みこんで可能性とはあなたのことだ

引用 雪船えまさんの著書より

 

素直な私が見たことのない目線で歌をよむから、自然に優しい気持ちになれる。疲れた時にふと読みたくなる。

 

 

ラストは岡崎裕美子さん

 

はい、あたし生まれ変わったら君になりたいくらいに君が好きです。

 

あたし猫、猫だよ抱いて 地下鉄で迷子になっても振り返っちゃだめ

岡崎裕美子『発芽』

 

恋愛の歌が多いのかな。ここまでずばっと言い切れちゃうのがほんと素敵。あなたになりたいぐらい好きってどんなに好きな所を挙げるよりも強い言葉だと思う。それゆえにいうのにも勇気がいる。どんな感じで言った場面なんだろう。

 

好きな歌ってほんと理屈じゃないと思う。